akira watanabe

投稿者: akira watanabe

インプラントに次ぐ歯の治療「歯生え薬」の治験が始まろうとしている

虫歯や歯周病などの原因で永久歯を抜歯することになると永久歯は自然には2度と生えてきません。その治療法として古くから入れ歯(義歯)をはめたり、現在では顎骨に人工的な歯を埋め込むインプラントなどがありますが、なんと将来的には…

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コンプラで改変される絵本の在り方を「ミームの形骸化」と「話の骨子」から考察する。

最近気になった話題にアベマプライムにて配信されたもので「【昔話】さるかに合戦&桃太郎にもコンプラの波?ストーリーもオチも全然違う?ひろゆきと考える」というものがありました。 YouTubeにて要約版が公開されていますので…

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【AIは言葉の意味を理解し得るか】チューリングテストと中国語の部屋に見る人工知能の哲学的ゾンビ性。

 AI(いわゆる「人工知能」)が話題に上がることの多い昨今。AIスピーカーに”命令”して(いや、”お願い”して)音楽をかけてもらったり、時にはヒトと簡単な会話をすることが出来たりと、『AI(人工知能)』というものが少しづ…

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若者の「理科離れ」は「科学信仰」と表裏一体なのではないか

 「理科離れ」や「理工離れ」「科学離れ」なんて言葉を聞いたことがあるでしょうか。言葉の意味を端的に言えば「若者が理科や科学に興味を持たなくなった」その結果「他国に比べて理工系の分野で学力の低下が見られる」といった感じ。 …

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【3Dモデル標本】九州大学が3Dデジタル生物標本を1400体以上公開!営利目的も含めてダウンロード可能な3Dデータ!

 2022年8月26日に九州大学から【世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を1400点以上公開】と題した研究成果がプレスリリースされました。  公開されたデータは「フォトグラメトリ」という技術で撮影されたもので…

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【マクスウェルの悪魔】情報のエントロピーと熱力学の思考実験パラドクス

 「マクスウェルの悪魔」という単語はなんとも厨二心(※)をくすぐる甘美な言葉である。しかもそれがおとぎ話や神話ではなく現実世界の物理学で使われている言葉だと言うことが程よいスパイスとなって香ばしく脳裏に焼きつく。(※厨二…

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インターネットの更なる普及が「ミーム論」をミーム化し原典へと逆流させるかもしれない

 「ミーム論というものをご存知でしょうか?」と人々へ問うことが多い。  いや何も不躾に唐突に狂信的なミーム論者としてこんな質問をしているのではなく、私に美術作家という側面があり”ミーム論”を作品の軸としているため、作品の…

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【アッシュの同調実験】明らかに間違った答えでも周囲の意見に”同調”してしまうことがある

 あなたは周囲の意見に流されがちな芯のない人間でしょうか。それとも自分の意見は意地でも変えない頑固者でしょうか。  周囲の意見と自分の意見が異なる場合、意見交換を経て折衷案を出すなりどちらが正しいかを議論して自分や他人の…

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【国立研究開発法人】日本の科学・技術を牽引するすごい組織5選ピックアップ!

 「国立研究開発法人」という言葉、あまり聞き馴染みがないかもしれませんが「理研」もしくは「理化学研究所」という機関をご存知の方は多いのではないでしょうか。  「国立研究開発法人」は日本で様々な研究開発を主に行なっている法…

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【”考える”という楽しさ】信号の色の順番を論理的思考で解く

 普段私たちは視界に移るほとんどの物事を無視して生きています。自分にとってその時に重要である事柄さえ”見えて”いれば日常生活は何不自由なく送れるわけで、いちいち全ての視覚情報を認識し覚えている必要はありません。  こうし…

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脳が機械化されたとき「思い出」は誰のものになり「私」は誰になるのか。

 「脳の機械化」と言うととてもSF(サイエンスフィクション)チックですが、その研究は現在進行形で進められています。  脳の全てが機械化することが一般的なものになるにはまだまだ時間はかかるでしょうけど、部分的に脳を機械化す…

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バチッとなる静電気はなぜ起こるのか?イオン化と自由電子が静電気の根本原因

 乾燥した季節になると気になるのが「静電気」です。ドアノブを回そうとすると急にバチッと静電気が走りちょっとびっくりします。あの静電気が大の苦手という方も多いでしょう。  あのバチバチはなぜ起こるのでしょうか。  中学校の…

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【ゼノボット】自己複製する生体ロボットの生成に成功。これは機械か人工生命か…【Xenobot】

 「生命」と言うものに定義を定めるのは非常に難しく未だ曖昧なものです。科学の発展により「人工生命」の研究は多く行われている一方で、そこには生命倫理的な問題もありある一定の領域で差し止められることが多いのが実情。  そんな…

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【放射性炭素年代測定】歴史の”ものさし”となった福井県「水月湖」の年縞

 ときに考古学的に重要な発見がなされたとき「炭素年代測定の結果、約○万年前に作られたもの…」といった記事やニュースをよく見ます。歴史物や考古学が好きな方は比較的よく耳にする言葉かもしれません。  世界中で発見される化石や…

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超音波検査の前に「午後の紅茶ミルクティー」を飲むと膵臓癌(すいぞうがん)が発見しやすくなる

 超音波検査の前に「午後の紅茶ミルクティー」を飲むと膵臓癌(すいぞうがん)が発見しやすくなるという発表がされました。  ニュースでも取り上げられていましたが。これを聞いただけでは「どういうこと?」となりますね。  という…

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「どちらにしようかな」地方によって違いすぎ問題 を大検証【かまいたちyoutube】

先日、非常に興味深い動画がYouTubeにアップされていました。  吉本興業所属のお笑いコンビ「かまいたち」のYouTubeチャンネルにて「【検証】かまいたちが「どちらにしようかな?」選び歌が地域によってどれだけ違うか検…

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【無限の猿定理】無限の猿はシェイクスピアを書くか【生命の誕生】

 西洋文学における古典文学として最高峰ともいえる作品を生み出したシェイクスピア。その代表作には「ハムレット」「リア王」そして「ロミオとジュリエット」など数多くの名著があります。  本を読んではいなくとも、これらの作品につ…

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意識が”ない”ことを確認するのは難しい:麻酔手術中に目覚めてしまった男の手記

 当ブログではたびたび哲学的には「意識が”ある”」ことを証明できないと言う話をしています。  例えば「哲学的ゾンビ」などがそうですね。たとえ自分には意識があると自覚していても他者にも同じようにその”意識がある”のかを確か…

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【ジャムの実験】多すぎる選択は人を不自由にする【選択の科学】

 「自由」というのは多ければ多いほど良さそうに感じます。  手足を縛られて密室に閉じ込められているよりも大きな公園で走り回れることの方が”幸せ”であることはほぼほぼ間違い無いでしょう。  私たちは現在、一昔前に比べて(特…

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【ピグマリオン効果】教師や上司の期待に生徒や部下の成績が左右される【教育心理学】

 「人は褒められてこそ成長する」と言う人もいますが、学校の教師が生徒に対して”期待”を示すとその生徒の成績が向上するという話があります。  教育心理学ではこれを「ピグマリオン効果」と言います。  厳しい社会情勢が続く昨今…

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【マインドタイム】意識は脳活動の0.5秒後に発生すると言う科学的証拠【主観的な遡及】

 「意識とは何か」  当ブログでも度々取り上げている命題ですが、これに対して科学的に答えるのは非常に困難です。  ”意識”について科学的にどう扱うかを考えると、そもそも”意識”と言うものを客観的に観測できない(意識の存在…

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100年以上切れない電球「センテニアルライトバルブ」と「ポイボス・カルテル」の闇

 最近の照明用電球はLEDになっているところも多いですが、まだまだ根強い需要のある「白熱電球」。  「白熱電球」の最大の弱点である寿命の短さや消費電力の多さもあって昨今の環境保全の観点から特に先進国では白熱電球の生産を止…

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