ミームの所在は外側論 「第13回【ミームはどこに在るのか】」でミームの所在について「内側論」と「外側論」に分けて考え、「第14回【内側のミームとシェマ】」で「ミームの所在は内側論」をシェマの概念を用いて考察してきました…
ミームの所在は外側論 「第13回【ミームはどこに在るのか】」でミームの所在について「内側論」と「外側論」に分けて考え、「第14回【内側のミームとシェマ】」で「ミームの所在は内側論」をシェマの概念を用いて考察してきました…
前回の「第13回【ミームはどこに在るのか】」で、ミームの所在について「内側論」と「外側論」に分けられるのではないかと言う考察をしました。私自身はミームの実体を見つけることはほぼ不可能だと思っているのですが、それでもミ…
「ミームの所在は内側論」と「ミームの所在は外側論」 ミームとはなにかという疑問に対して様々あるミーム論の中に共通するのは「文化を構成する情報単位」であり「人々の(広義の)摸倣によって伝播する」という部分でしょう。その「…
前回の記事「第11回【脳の進化とミーム論#1】」の続きとなります。 模倣による淘汰圧 ブラックモア氏は著書「ミーム・マシーンとしての私」の中で脳の進化の転機は「お互いが摸倣をはじめたとき [Brodie, 1…
巨大な脳の進化 ヒトの脳が巨大であり、その巨大な脳は自然淘汰による進化の産物であるというのは、一般的なダーウィニズムにおいて普遍的な認識です。ミーム論者もそれら諸科学と同様にヒトの脳は進化の産物であるという立場に変わり…
これまでの回でミームの定義を色々と紹介しました。特に「第6回【ミーム論概説:様々なミーム論】」では数名のミーム論者の著書とともに彼らが「ミーム」をどのように捉えているかをまとめました。 今回はもっと要約されたミームの定義…
この記事は第7回【動物はミームをもつか#1】第8回【動物はミームをもつか#2】の続きになります。 動物のミーム 前回までの記事「第7回【動物はミームをもつか#1】」では動物がどのように学習をするのかを紹介し、「第8回【…
この記事は第7回【動物にミームはあるのか#1】の続きになります。 精神的活動を無視して動物の学習を見る 前回、第7回【動物にミームはあるのか#1】ではミームの伝播繁殖に生物の自由意志はあまり関係がないのではないかと言う…
ミームに自由意志は必要か ミーム肯定派の内でもかなり意見の分かれる部分が「動物にミームは存在するか」という議論です。動物の社会にミームを認めることとはミーム論の視点から見て動物にも文化を認めることとほぼ同義であり、ひい…
さて、今回は「ミーム論概説」として数名のミーム論者を取り上げてそれぞれのミーム論について簡単に紹介します。 しかしながら、私の個人的な解釈や見解を多分に含む内容になっていると思いますのであくまでも参考程度にしていただ…
これまでの回でミームとはどのようなものかをざっくりと説明してきましたが、これからは私が考えるミーム論についてを掘り下げていきたいと思っています。 もちろん補足も含めて遺伝子とのアナロジーもまだまだ語っていきますが、こ…
「遺伝子とのアナロジーから生まれたミームの特徴」3回目です。 この回で遺伝子とミームのアナロジーについてはとりあえず終わりたいと思いますが、少し踏み込んだ内容になっています。 ミームとは何かを考察するにあたって、ミ…
「自己複製子」という言葉に関しては自己複製子の「多産性」「忠実性」「長寿性」でお話ししましたが、今回はミームが持つ「自己複製子」的振る舞いと3つの要素についてさらに深掘りして考察してみたいと思います。 目次・遺伝子とい…
ミームは遺伝子的進化と文化的進化のアナロジー(類推)として生まれた言葉です。 アナロジーというのはある事柄と別のある事柄との類似に基づいて適用して説明しようとするものです。 まだよくわかってない事柄を既にその仕組み…
「ミーム」とは「文化を進化させる遺伝情報」だとか「人から人へコピーされる文化的情報」だとか言われるもので、文化を継承し発展していくときに人々の間でやりとりされる情報のことを指します。 Twitterやfacebook…
多くの人が「ミーム」という単語を聞いたことがないか、聞いたことはあっても意味までは知らないのではないでしょうか。もし「ミーム」という言葉に興味があってここにたどり着いてくれた人がいたとすれば数少ない仲間に見つけられたよ…