最近の照明用電球はLEDになっているところも多いですが、まだまだ根強い需要のある「白熱電球」。 「白熱電球」の最大の弱点である寿命の短さや消費電力の多さもあって昨今の環境保全の観点から特に先進国では白熱電球の生産を止…
最近の照明用電球はLEDになっているところも多いですが、まだまだ根強い需要のある「白熱電球」。 「白熱電球」の最大の弱点である寿命の短さや消費電力の多さもあって昨今の環境保全の観点から特に先進国では白熱電球の生産を止…
古典物理学の中でニュートンは光は粒子だと言い、ホイヘンスは光は波だと言いました。 その150年後にトーマス・ヤングが「ヤングの実験」において「光は波である」と実験的に証明したのですが、 マクスウェルやヘルツらによっ…
光は粒子なのか波なのか。今日では多くの人が聞いたことのある「量子力学」という分野で光は「粒子」と「波」の両方の性質を持つことがわかっています。 これがよく聞く「粒子と波動の二重性」というやつです。 そのため「光は粒…
「エントロピー」という言葉は「乱雑さ」という表現に変えられることが度々ありますが「その”乱雑さ”ってのがワカンねぇんだよ!」と突っ込みたくなります。 「エントロピー(乱雑さ)」とは何かを説明しやすいのはトランプです。…
コロナ渦、どこかに出掛けるとよく体温チェックをされますね。普段の体調を気遣って毎日体温を計る方も多いかと思います。 部屋の温度を見たり料理をする時には油の温度を計ったりもしますね。 さて、これらのような温度を計る時…
人類初の偉業を成し遂げるというのはそう簡単なことではありません。だからこそそうした偉業を成し遂げた偉人たちは現代にまで名を残しその功績を讃えられています。 「自動販売機」「蒸気機関」「自動ドア」と言った今では科学の名…
ラジオの音が聴きづらかったりスマホでネットをしていると回線が遅くなったり。そこれらの話になる「電波が悪い」なんて言いますね。「電波」と言うのは「電磁波」と呼ばれるエネルギーの波の一種です。 また同時に私たちが普段目…
「洞窟の比喩」に対して「線分の比喩」はあまり有名ではありませんが、プラトンのイデア論という思想を理解する上では大切な要素のひとつとなります。 そもそもイデア論とは何かを知りたい方はこちらの記事「イデア論:プラトンの「…
哲学といえばイデア、イデアといえば哲学。そのくらいに一般的に知られる「イデア論」ですが、だからこそこれについて知っておくのは一般教養としても大切なのかもしれませんね。 さて、イデア論はかの有名なギリシャの哲学者プラト…
哲学というのは沼にハマると難解すぎてついていけないものですが、今回紹介する本はどれも比較的読みやすく、また中級・上級で紹介するものは入門書・概説書として網羅的に書かれているためちょっと哲学に興味あるな、これから哲学につ…
ヒトはどのようにして外界を認識し、世界を見ているのでしょうか。スイスの心理学者ジャン・ピアジェは彼の著書「発生的認識論」でこの疑問に心理学的な答えを与えました。 ジャン・ピアジェ氏は子どもの成長を観察することで、人が…
学研プラスから発売された「天体望遠鏡ウルトラムーン」の組み立てレビュー記事です。キットの中身を紹介しながら望遠鏡にまつわるプチ情報もお届けできればと思います。 発売前からネットでも話題になっていたので手に入り辛いよう…
確率というのは面白い物で、ときに人の感覚を狂わせてしまいます。手の中のコインがどっちに入っているか。「どーっちだ?」と聞かれたときには右か左かの50%の確率ですが、いざ選んでみると「今なら選び直してもいいよ?」なんて…
生態学的視覚論 ヒトの知覚世界を探る /サイエンス社/ジェイムズ・ジェロ-ム・ギブソン posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 私の机の上にはよくホットコーヒーの入ったマグカップが置いてあります。その…
心理学者マズローによる「欲求五階層説」は「欲求五段階説」や「欲求階層説」などなど微妙に呼び方が異なる紹介をされますがどれも本質は同じです。ただ日本語の意訳が異なるだけで英語では「Maslow’s hierarchy o…
私たちの生活が便利で豊かになっていくにつれ環境問題が大きく取り沙汰されて久しい昨今です。特によく聞く問題はCO2(二酸化炭素)の排出による地球温暖化問題ですね。CO2(二酸化炭素)自体が地球温暖化へ直接的にどの程度影響…
先日「ブラックホールには”事象の地平面”は存在しないかもしれない」と言う研究発表がなされました。が、そもそもこの「事象の地平面」と言うものが我々には一般的に聞き馴染みがありませんよね。そこで、今回は「事象の地平面」とは…
「不思議の国のアリス」と言えばディズニーアニメーションとしても有名なルイス・キャロルによる児童小説です。少女アリスがウサギを追いかけて行くと”不思議の国”に迷い込んでしまい、そこで不可思議なキャラクターたちと出会いなが…
幽霊や心霊現象を信じてはいなくても漠然とした「魂」の存在を自身の体の中に感じる人は多いかもしれません。客観的な観測という意味で魂を見るということは難しくても自分が生きているという実感は確かにあり、それが故に自身に宿る魂…
昨今話題となることが多いAI技術やVR空間関連の技術ですが、2020年1月23日に内閣府が「ムーンショット型研究開発制度」を発表し、総合的な科学技術の発展推進の目標を示しました。 今回の記事ではその「ムーンショット型…
2012年、火星ローバー(探査車)「キュリオシティ」がに火星へ着陸しました。それから8年間、様々なミッションをこなしながら沢山の火星の写真を地球に送ってくれています。 そんなキュリオシティですが、2019年11月末に…
人造人間やフランケンシュタインと聞くとSF(サイエンスフィクション)の世界のようですが、どうやらもはやフィクションではなくなりつつあるようです。「培養された脳と機械の脳」という記事で紹介した”3次元的に培養された脳”の…
スティーブン・スピルバーグが監督した映画「未知との遭遇」が公開されたのが1977年。それから半世紀経った今も私たちは”未知との遭遇”を果たせていません。宇宙人っていると思いますか?私はいると思っています。ただお互いに電…
「認知革命」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。この記事は「「認知革命」毒キノコ原因考察:前編」のつづきの記事となります。「認知革命とはなんぞや?」という方はぜひ前編の記事も読んでいただけると嬉しいです。 それで…
「認知革命」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。今回お話しする「認知革命」について重要となる書籍がこちら「サピエンス全史 (上):ユヴァル・ノア・ハラリ著ー柴田裕之訳」です。この言葉は2017年のビジネス書大賞に選ば…
先日気になる記事を読みまして、一人でひっそりと興奮していました。アメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが人工的に培養された小さな脳からヒトのものに類似した脳波を検出したというのです。 詳しくは以下の記事…