「ミーム論というものをご存知でしょうか?」と人々へ問うことが多い。 いや何も不躾に唐突に狂信的なミーム論者としてこんな質問をしているのではなく、私に美術作家という側面があり”ミーム論”を作品の軸としているため、作品の…
「ミーム論というものをご存知でしょうか?」と人々へ問うことが多い。 いや何も不躾に唐突に狂信的なミーム論者としてこんな質問をしているのではなく、私に美術作家という側面があり”ミーム論”を作品の軸としているため、作品の…
昨今たまに耳にする「ミーム」という言葉。普段インターネットをよく使う方なら「インターネットミーム」という言葉をよく目にするかもしれません。 ではその”ミーム”って一体何なんだ? 言葉の由来は社会生物学者のリチャード…
緊急事態宣言によってお店の営業自粛や外出の自粛によって沢山の人たちが窮屈で辛い生活を強いられているなか、SNS界隈では「アマビエ」という妖怪を描くと「疫病に効く」との話題が広がりイラストレーターや漫画家などの作家さんた…
以前の記事「哲学的ゾンビとアンドロイドのクオリア」で主観的な経験のない人間がいるかもしれないというお話をしました。その時に”意識”として扱ったのが”クオリア”です。赤いリンゴを見て”赤いと感じる”その感じ、青い空を見て…
新型コロナウイルスの影響でマスクやトイレットペーパーが品薄で大変です。私は花粉症なのでマスクの品薄にけっこう怯えています。しかしながらマスクの検品はウイルスの感染や拡散の予防として致し方ないところ、対してトイレットペー…
当ブログはミーム論についての考察を中心にしており、やはり「ミーム」や「ミーム論」といったキーワードでアクセスしてくださる方が多いです。もっともアクセスの多い記事は「第6回【ミーム論概説:様々なミーム論】」なのですが、可…
第20回【全体子ミーム論:後編】目次ーミーム表現型からの解読ーマズローの欲求五段階説と流行の伝播ー相互結合型ニューラルネットワークー全体子ミーム論 ミーム表現型からの解読 前回の記事の前半でミームの受け渡しはミーム表現…
今回は人と人とがミーム的繋がりを持つとき、「ミーム表現型」を介在させて結合しているのではないかという話と「強いミーム」とは何かという考察をします。 第19回【全体子ミーム論:中編】目次ー人と人とは「ミーム表現型」によっ…
今回の記事は、これまでのような既存の理論の紹介ではなく、これまでに紹介した各理論の概念を使って「私の考えているミーム論」を説明するものです。これからお話しする内容は誰が認めてくれているものでもありませんし、その正否を問…
ニューラルネットワークの発展 前回の記事では非常に簡単にではありますが階層型のニューラルネットワークを紹介しました。これは「階層型ニューラルネットワーク」と呼ばれ、私たちが普段「ニューラルネットワーク」だとか「AI」だ…
前回の記事まででミームがどこにあるのかを主体の内側論と外側論に分けて考察していました。その過程で最後に私は「間主観的ミームの所在」について言及しました。今回からはその「間主観的ミームの所在」というものをどう考えているの…
前回の「第13回【ミームはどこに在るのか】」で、ミームの所在について「内側論」と「外側論」に分けられるのではないかと言う考察をしました。私自身はミームの実体を見つけることはほぼ不可能だと思っているのですが、それでもミ…
「ミームの所在は内側論」と「ミームの所在は外側論」 ミームとはなにかという疑問に対して様々あるミーム論の中に共通するのは「文化を構成する情報単位」であり「人々の(広義の)摸倣によって伝播する」という部分でしょう。その「…
前回の記事「第11回【脳の進化とミーム論#1】」の続きとなります。 模倣による淘汰圧 ブラックモア氏は著書「ミーム・マシーンとしての私」の中で脳の進化の転機は「お互いが摸倣をはじめたとき [Brodie, 1…
巨大な脳の進化 ヒトの脳が巨大であり、その巨大な脳は自然淘汰による進化の産物であるというのは、一般的なダーウィニズムにおいて普遍的な認識です。ミーム論者もそれら諸科学と同様にヒトの脳は進化の産物であるという立場に変わり…
これまでの回でミームの定義を色々と紹介しました。特に「第6回【ミーム論概説:様々なミーム論】」では数名のミーム論者の著書とともに彼らが「ミーム」をどのように捉えているかをまとめました。 今回はもっと要約されたミームの定義…
ミームに自由意志は必要か ミーム肯定派の内でもかなり意見の分かれる部分が「動物にミームは存在するか」という議論です。動物の社会にミームを認めることとはミーム論の視点から見て動物にも文化を認めることとほぼ同義であり、ひい…
さて、今回は「ミーム論概説」として数名のミーム論者を取り上げてそれぞれのミーム論について簡単に紹介します。 しかしながら、私の個人的な解釈や見解を多分に含む内容になっていると思いますのであくまでも参考程度にしていただ…
これまでの回でミームとはどのようなものかをざっくりと説明してきましたが、これからは私が考えるミーム論についてを掘り下げていきたいと思っています。 もちろん補足も含めて遺伝子とのアナロジーもまだまだ語っていきますが、こ…
「自己複製子」という言葉に関しては自己複製子の「多産性」「忠実性」「長寿性」でお話ししましたが、今回はミームが持つ「自己複製子」的振る舞いと3つの要素についてさらに深掘りして考察してみたいと思います。 目次・遺伝子とい…
ミームは遺伝子的進化と文化的進化のアナロジー(類推)として生まれた言葉です。 アナロジーというのはある事柄と別のある事柄との類似に基づいて適用して説明しようとするものです。 まだよくわかってない事柄を既にその仕組み…
「ミーム」とは「文化を進化させる遺伝情報」だとか「人から人へコピーされる文化的情報」だとか言われるもので、文化を継承し発展していくときに人々の間でやりとりされる情報のことを指します。 Twitterやfacebook…